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【第3日目】4月15日 仁和寺近辺六孫王神社〜東寺
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最終日です。前夜のネット情報によれば、仁和寺の御室桜は順調に開花が進んで満開を向かえたとのこと。満開時の拝観は初めてなので期待最大値です。そして初拝観になる六孫王神社の八重桜も楽しみ。「六孫王神社ぁ?」とお思いのかたも多いでしょうが、そんなかたはぜひ先をお読み下さいませ(^^;)



 ●仁和寺

(仁和寺の歴史は2003年春の項にあります)

通常拝観受付開始の9時よりも前に門前に着いて、余裕で二王門をくぐった。てっきり受付で拝観待ち行列ができているものと思っていたのに、もうすでに多くの人がどんどん奥へ進んでいる! しまった、もっと早く来るべきだった。御室桜最盛期には開門時刻を早めるのだろうか?聞いてないよ〜
とは言え、朝一番はまだひどい混雑もなく広い境内を快適に散策できる。御殿の勅使門前でも受付横でも御室桜は満開。薄曇りの天候がやや残念だけど贅沢言わずに楽しもう。


▲中門のすぐ横

はやる心を抑えつつ中門まで歩く途中、数は多くないが各種八重桜も見ることができる。

その中でも有名なのが薄緑色の花を付ける御衣黄(ギョイコウ)。江戸時代にここ仁和寺で栽培されたのが始まりという説がある。昔の貴族の衣の色に似ていることからこの名が付いたとのこと。同じく薄緑色の鬱金(ウコン)と似通っていて、混同されていることも多い。

御衣黄の特徴は花弁の緑色の筋と、次第に濃くなる中央の赤みだそうで、個人的には御衣黄のほうが花弁がシワっぽくて緑が濃い印象がある。鬱金よりも珍しい桜で、京都では他に雨宝院白峯神宮平野神社六孫王神社などにしか無いらしい。
仁和寺では確か二王門と中門の間の参道と東門側の参道で数本ずつ見た覚えがあるが、調べてみたところ「御衣黄は仁和寺にも現在一本しかない」という説を見つけてしまった。マジですか!?
そんなかんじで、緑の桜たちの実体は謎に包まれているようである。

御室桜のレポはまだかよ〜と言われてしまいそうですが…(汗) 広い意味では仁和寺境内全体の十数種の桜をまとめて「御室桜」と呼ぶこともあるそうなのでご容赦下さい。もちろん一般には、背が低く遅咲きで一重と八重の「御室有明」が御室桜と呼ばれているけれど。

中門から先の参道左側を埋めつくす御室有明は満開! よく見れば蕾もまだあり若干の散りもありなのだが、全体的にほぼ満開でまぶしいほどにきれい。
桜園の中にも渡り廊下的な板がひかれていて歩けるようになっているので、いろいろな角度から楽しめる(木の根元までどんどん入り込んでいく人も多いようだけど大丈夫なのだろうか)。一重も八重も、いずれの花もそれぞれ清楚で忘れがたく…

桜園一番奥の土手のような狭い場所が、五重塔と桜を見渡せる最高のビューポイントで、なんとかして良い写真を撮ろうと滑り落ちそうになりながら押し合いへし合い、皆がんばる。私も人の間から撮ってみたが、このときはまだデジカメ購入以前で普通のおバカカメラ使用だったので非常に難しく、あまり良い出来ではないかも。


▲有明八重
▲有明一重
▲鐘楼前の可愛い桜(品種不明)
▲御衣黄(確か東門側)
▲五重塔と御室桜

ところで御室有明、何故背が低いのだろう…

2007年4月、仁和寺の依頼により住友林業と千葉大の「御室桜調査プロジェクト」が発足。2008年1月から始められた土壌サンプリング調査の結果が4月に発表された。それによると、桜の下の土壌は砂利を含んだ粘土質で栄養素が非常に乏しく、特に2.5m〜4mの深い層では空気も少ない状態で、植物の根にとって適さないのだそうである。

以前から聞いていた「土壌が硬いため」という噂はあながち間違いではなかったのかも。
それにしてもこんな厳しい環境で素晴らしい花を咲かせる(土壌の影響は背の低さだけ)というのはすごい。と思ったら、近年は部分的に樹勢が衰えてきているとのこと。そうだったのか…
今後も続けられる調査と、その結果に基づく土壌改良によって、美しい花と特徴ある樹形・景観を守る良い方法が見つかることを切に祈ります。

一応、境内全体も回ってみた。ミツバツツジもまだまだ見頃できれい。鐘楼横の枝垂れ桜はさすがにピーク過ぎでやや寂しい感じ。中央の赤みが濃い小ぶりの桜(品種不明)がところどころにあり、個性的で可愛らしかった。

帰る前にもう一度御室有明を見ようと戻ると、すでにもう参道は尋常でない混雑。危なかった…。
混雑にもめげずかなり長居をしてから仁和寺を出た。東門から出てお隣の蓮華寺へ。 〈つづく〉


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