| 箱庭的世界 >> 京都単独煩悩紀行 >> 八重桜 夢の共演・第1日目-1 |
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2006〜7年は記録的な大暖冬でした。 しかし思ったほど気温の上昇は続かず、市内各地のソメイヨシノ開花は気象台の標本木よりも若干遅れました。異常気象の影響なのか、木によって個体差も大きく、26日〜29日あたりに分散して開花したようです。4月に入り徐々に足並みが揃ってくるかと思いきや、第1週〜2週半ばにかけてまたしつこい寒の戻りがあり、そのため進行はバラバラのまま。一応、平均的なソメ満開日は4月4日前後だったようです。 そして4月中旬、激しく上下する気温の影響でソメイヨシノは運良く長持ちしましたが、紅枝垂れ桜は各地で花付きの良くないものが見られるとのこと。御室桜は「つぼみふくらむ」から「ちらほら開花」まで不安な足踏み状態… 上洛当日。寝不足のため前夜早寝して備えたら安堵のあまり熟睡してしまい、2時間寝坊。ありえない…。結局1時間半遅れの新幹線で出発するはめになった。馬鹿すぎる失態でシオシオのパーである。一応、予定の寺社へは全部寄ってみるつもりだがどうなることやら。 |
| ●平安神宮 |
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(平安神宮の歴史は2003年春の項にあります) やっぱりここはおさえておきたい! というわけでこの時期に訪れるのは二度目になる。 |
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ちなみに、前回のレポで「こんなアングルで八重桜」と紹介した桜はよく見たら八重ではなかった。八重どころかむしろの「太白(タイハク)」のような一重の花。情けない記憶違いでした…。 白虎池から中神苑の蒼龍池あたりはこの時期見るものはなく通過するのみ。 栖鳳池の橋殿をバックにした枝垂れ桜はややボリュームが足りないかんじ。突風で舞い上がったホコリで池周囲は霞み、天候もいまひとつなので、あまり華やかな写真が撮れず少々物足りなさが残ってしまった。 のんびりしていると寝坊のツケがどんどんたまってくる。次の目的地はせっかく超久々の三十三間堂なのに、仏像拝観は後回しにして庭撮影をしないと日が暮れてしまいそうな時刻になっていた。ダッシュでバス停へ向かい市バスに乗り込む。 |
![]() ▲可愛い一重の桜(品種不明) ![]() ▲枝垂れ桜スカスカ ![]() ▲ここもスカスカ ![]() ▲尚美館は相変わらず美しい |
| ●三十三間堂(蓮華王院) |
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門前を通る機会はたびたびあるのに、拝観は約20年ぶり。何故こんなに足が遠のいていたのか自分でもたまげてしまう。あまりにも久々なので、改修したらしい拝観入り口の真新しさに驚いた。 とにかくまず日のあるうちに庭を見せて頂くことにした。するとどうでしょう。池周辺や朱塗りの門の前などに八重桜・枝垂れ桜がこぎれいにまとめられていてなかなか良いではないの。ソメイヨシノも咲き残っていてまだ十分楽しめた。あまり歴史はなさそう?な庭のためか散策する人は他にほとんど居なかったが、仏像鑑賞のあと一息入れて目を休めるのにちょうど良いかも。確か初夏にはツツジかサツキも見られるはずである。 三十三間堂という名は柱と柱の間の数が33あることに由来しているが、観音菩薩の変化する姿“33”にもちなんでいるとのこと。再建当時の外装は朱塗りで内部も極彩色だったというが今では想像できない。長々と建つ閉門まぎわの観音堂は、ひっそりと寂しげに見えてしまった。 ちなみに、南側にある南大門と築地塀(太閤塀)は秀吉の遺構だそうである。このあたりの地域が秀吉建立の方広寺大仏殿の寺域に組み込まれた際に造られたものだそうだ。 ひんやりとした堂内には、渋い黄金色を放つ千手観音立像の列がはるか奥まで続いていた。中央にふくよかなお顔の本尊・千手観音座像、他に風神・雷神像と二十八部衆立像も安置されていて、聞きしにまさる壮麗さ。どこまで見ても尽きないかのように豪華に並ぶ一体一体の細かい細工にはとにかく圧倒されてしまう。 |
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千手観音立像のうち124体は創建時(平安後期)のもので、その他は再興時(鎌倉中期)のもの。像の再興は、本尊・千手観音座像を手がけた湛慶(運慶の長男)を中心とする慶派や院派・円派など、当時の日本を代表する仏師集団が参加して行われたそうである。今こうして拝することができるのは何ともありがたいことだ…と思いながらボーっと眺めてしまった。 その千手観音像の前と本尊の回りに配されているのが、千手観音の従者にあたる二十八部衆立像で、薬師仏の十二神将や不動明王の八大金剛童子と同じ類のものだそうだ。ブーツを履いた象頭の金色孔雀王像(コブラを食べるという孔雀を神格化したもの)など奇怪な姿の像が多くてギョッとさせられる。婆藪仙人像は思いっきりリアルな老人だし。 ところで、この年(2007)の9月23日、三十三間堂の北門(拝観出口)と東大門(庭園奥の朱塗りの門)が、何者かにペンキのような液体をかけられるという事件が起きた。 時刻は5時で、このあと行く予定だったすぐお隣の養源院と法住寺も拝観終了のはず。ちょこっと寄るだけ寄ってみたが、キッチリと門が閉められていて中をうかがうことさえできなかった。噂では今季の養源院の枝垂れ桜はかなり状態が悪かったとのこと。異常気象などに負けずに来年は盛り返して欲しいものだ。 |
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