| 箱庭的世界 >> 京都単独煩悩紀行 >>皐月、睡蓮、花菖蒲・第3日目-2 |
| ●龍安寺 |
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(龍安寺の歴史は2004年春の項にあります) 桜も紅葉も緑一色の季節も見応えがあり、季節ごとの石庭の表情の違いも楽しめる龍安寺。連れを案内して来ることもあるので、今回の拝観で都合8回目ぐらいになると思う。 この季節には比較的混雑は少ないほうで、受付周囲もゆったりとしていた。 ←鏡容池東側のハナショウブとスイレン。 |
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鏡容池東側のほとり近くに、株は少ないけれどほぼ見頃開始のハナショウブ、池の中ほどにかけてポツポツとスイレンが花を付けていた。しかしハナショウブは朝は思いっきり日陰だしスイレンの開花はまだ全体の半分ほどで、写真はとても難しい。もう少し日にちがたてば花の密度も増すのだろう。 石庭は、2004年に石の剥離修復、2005〜2006年には油土塀の柿葺(こけらぶき)屋根全面ふき替え修復工事が行われたそうである。というわけでこの屋根の色。老朽化対策とは言え、ちょっと気持ちの悪い肌色がかった色は何とかならなかったのだろうか。それとも、もともと創建時はこんな色だったのだろうか。 石庭鑑賞は難しいとかかたっ苦しいとか言われがちだが、無の境地にひたるとか自分なりの解釈を探すとか逆に自分の内面へ思考を向けるとか、単純にバランスが美しいんだよなぁと感心するとか、とにかく何でも自分のプラスになるような見方でいいのではないかと思う。できれば一人でじっくりと対峙してみたいところだが、観光シーズンでなくとも早朝の数分以外は広縁が人で埋め尽くされてしまうのでそうもいかない。 方丈西側へ回ると景色は一変して、全くおもむきの違うカエデの庭がある。濃い新緑と苔が清々しくて理屈抜きにほっとできる。意図的に配置されているのだろうか。 方丈を出ると、鏡容池西側へ続く順路はうっそうとしたカエデや杉木立の中に入っていった。ここの木立のあいだの苔がとても見事で美しい。たぶん手入れがゆきとどいているのだろう。あまり話題にされないのがもったいないほどだ。 鏡容池西側では先ほどの東側よりも少しワイルド風味のスイレンが広がり、対岸には咲き残りの黄菖蒲も見られた。 立命館大学横の住宅街へ入り、よく地図を確認しながら進めば近道になる。住宅街はアスファルトの照り返しがすさまじい暑さで干からびるかと思うほどだった。まだ6月初旬だというのに… |
![]() ▲なんとなく縦に撮ってみた ![]() ▲垂れ下がる緑は紅枝垂れ桜 ![]() ▲わかりにくいけど鏡容池西側 |
| ●等持院 |
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(等持院の歴史は2002年秋の項にあります) 等持院はあまり混雑せず派手ではないが見どころ満載、密かにお勧めである。 受付を済ませるとまず禅宗の開祖である達磨さんの襖絵がすごい迫力で向かえてくれる。
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| ▲達磨さんの襖絵 | ▲西庭のサツキと石組み | ▲東庭(芙蓉池庭園) |
![]() ▲西庭 |
![]() ▲茶室・清漣亭とサツキ ![]() ▲書院から ![]() ▲清漣亭前から見おろす |
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ところどころ小さなサツキ株があるすっきりとした方丈南庭を見て進み、まず奥の霊光殿へ向かった。 その霊光殿でたまたま居合わせた観光タクシードライバー氏のガイドの声を聞くともなしに聞いていたら、日野富子のことを「日野てる子」とおっしゃっていた。爆笑をこらえるのに苦労した。(歳がバレる話ではありますが) 再び方丈へ戻り、方丈と書院の前にある庭を鑑賞した。北側の高台にはちょっと歪んで見える茶室・清漣亭があり、そこから下の池の周りまでたくさんの小さな刈り込みが広がる明るい庭である。かつては茶室の後ろに借景として衣笠山が見えたというが、今は○命館大学の校舎。どうしてもこの地でなくてはならなかったのだろうか校舎は…。 ここのサツキは他所と比べるとやや遅い進行で、例年では6月に入ってから見頃になるようなので不安があったが、運良くかなりいい感じに咲き揃ってきていた。書院でお抹茶を頂き、素晴らしい眺めを満喫してゆったりと過ごすことができた。相変わらず蒸し暑いが天気も良く最高。 庭の中も散策できるので、清漣亭のほうまで登ってみると別の眺めが楽しめる。また、野趣あふれる東側の芙蓉池庭園でもところどころでサツキが見頃になっていた。でもこちらは紅葉の頃のほうが見応えあるかも。 新幹線の時間いっぱいまでここでゆっくり過ごして龍安寺前バス停へ戻り、今回の上洛日程はこれでおしまい。 |
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今回は初のサツキ鑑賞ということで日程には迷いましたが、進行がやや遅れ気味のようでしたので6月第1週にしてみたところ、ちょうどほぼ見頃に当たりました。社寺によって若干の開花進行のズレはありますが、例年ですとやはり5月最終週ぐらいが見頃のようです。ハナショウブはさらに1〜2週後がいいかもしれません。スイレンは花期が長いので場所により5月半ばから一ヶ月ほど楽しめるようです。見に行ってみようと思われる皆様、ぜひ頑張って下さい。 〈2006年初夏の項終わり。2006年秋に続く〉 |
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