箱庭的世界 >> 京都単独煩悩紀行 >>皐月、睡蓮、花菖蒲・第1日目-2

 ●平安神宮

(平安神宮の歴史は2004年春の項にあります)

平安神宮では日本古来の品種約200種・2000株のハナショウブを楽しめるそうである。満開に合わせて神苑無料公開日が設けられるが(この年は6月8日だったとのこと)、今日(6月2日)はハナショウブ・スイレンともにまだ見頃盛りを迎える前のため人出はやや少ない。

枝垂れ桜の多い神苑入り口付近は緑一色で見どころは無い。そのまま西神苑奥へ進むと白虎池周辺にサツキが見えてくる。サツキは枯れも少しあって見頃後半のかんじ。


▲写真一番上は尚美館、下左は蒼龍池のスイレン
下右は白虎池

白虎池のハナショウブは2〜3割ほどの花が咲き始め、満開近くまで開いているものもあって部分的に見頃開始と言っても良さそう。花の密集しているところを選んで見ればかなりきれいである。
スイレンの開花状況や花付きの見方はよくわからないのだが、中神苑蒼龍池ではそれなりに楽しめるほどには開花していて、濃い緑の間にポツポツとちりばめられたピンク色が鮮やかだった。(後日聞いたところでは例年より花数が少ない様子、とのこと)

東神苑栖鳳池はハナショウブなどは無いが、橋殿を渡ったところのビューポイントにある見頃のサツキが目をひく。なかなか美しいかも。

神苑を出ると、拝殿前に組まれた特設舞台の観客席がすでに大勢の人で埋まっていた。この日は、昭和25年から続く平安神宮の年中行事「薪能」が催される日なのである。開演は5時半。この日に訪れて見ずに帰るのもお間抜けだとは思ったが、早く帰って翌日に備えなくては…


▲満開もあれば蕾もあるハナショウブ
▲泰平閣(橋殿)とサツキ

というわけでここで初日の拝観は終了、ホテルへ戻る。今回はちょっと奮発して上のランクのホテルにしてみたのだが、築年数がたっているので若干古めかしいセンスが漂っていた。水回りも使いにくい…。一昔前のリッチなホテルというかんじ。

夕食は個人的趣味で、以前から気になっていたベトナム料理店の「ティエム・アン・フォーン・ヴィエット」を訪れた。
蒸し暑い気候にもかかわらず開け放たれた入り口からの風を楽しみながら現地さながらに食事をする趣向のようで、暑がりの自分としては辛いものがあったが、完全に日が落ちてしまうとそれなりに涼しさと風情が感じられてきた。一人だとどうしても多くの料理を試せず、ミニサイズのフォー・ガー(鶏)と定番の生春巻きと空芯菜の炒め物、これが限界。空芯菜は少し塩味が足りないようだったが、その点以外は充分満足だった。

おまけ。食後に「ティエム・アン・フォーン・ヴィエット」から徒歩数分の烏丸三条西入「湯葉カフェこ豆や」へ行ってみた。頂いたのは様々なフルーツと豆乳アイス・白玉などいろいろな味がが少しづつ楽しめる「黒みつきなこパフェ」。黒みつは別添えなので甘さの調整が可能。かなりウマかったのだが、知名度が低いのか時間帯のせいなのか、客は他に誰一人来ない。異次元空間に迷い込んだかのようなひとときだった。
※その後、烏丸三条の「湯葉カフェこ豆や」は閉店になり、京都駅ビルの「京都拉麺小路」内に移転したとのことです。

〈2日目につづく〉


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