箱庭的世界 >> 京都単独煩悩紀行 >> 花の命は長持ちで・第3日目-2

 ●随心院

(随心院の歴史は2005年晩春の項にあります)

門前のソメイヨシノが意外に立派で、地元の親子連れのかたなどの記念撮影が続いてちょっとした賑わいになっていた。

晩春はツツジの濃厚な香りに満ちていた参道は今回は地味である。まず堂内拝観をさせて頂き、前回適当に見てしまった寺宝などをもう一度見ておいた。庭園には桜は無いのでここもまた地味。次は紅葉の時期にまたぜひ来てみよう。


▲表玄関から見た薬医門

外へ出てみると梅園がまだ公開されていた。しかし遅咲きとは言えどう見ても梅は終了、数本の枝に花がかろうじて付いている程度なので訪れる人は無く淋しい。受付のお姉さんも手持ちぶさたなかんじである。
小野小町深草少将の物語にちなんだ有名な祭事「はねず踊り」は毎年3月の終わりに催されるということなので、ほんの10日ほど前にはこの梅園も華やかだったのだろう。ちなみに「はねず」とは梅の花の薄紅色のことだそうである。てっきり「跳ね子」が飛び跳ねる踊りだと思っていた…。

薬医門と背後の高塚山(?)を借景にするように桜がのびのびと咲いている。広い空に映えてとても清々しい。桜のビューポイント的には総門とこのあたりだけかな?というかんじだが、それでも充分満足できた。

今回は文塚その他、小町関係の遺跡は見ずに先へ進むことにした。もう一カ所、帰りの地下鉄の通り道に当たる知恩院へ行きたいのだが、残り時間が少ないので中途半端な拝観になりそう。


▲総門と桜
▲薬医門と山と桜


 ●知恩院

(知恩院の歴史は2002年秋の項にあります)

地下鉄を東山駅で降りて徒歩で向かった。
知恩院前には観光バスが次々にやって来ては団体さんを吐き出していくのでものすごい人出だ。バスの入れる寺社は限られてしまうので、どうしてもここの駐車場は大混雑になる。

やっとのことで門前に着くと、何度見ても怖いくらいの大きさに圧倒される山門が、今回は満開の桜を従えてさらに凛々しくパワーアップしていた。

階段付近でしばし戯れたあと坂を登り切ると、本数は多くないものの境内にはソメイヨシノ・紅枝垂れ・それ以外の桜少々があってなかなか良いかんじ。知恩院はあまり桜名所とは言われないようだが、それなりに楽しめる。

今回は内部を拝観する余裕が無く史跡チェックも何も無し。あわただしく境内をあちこち移動しているうちに時間切れになってしまった。たまにはゆったりと拝観せねばと思うのだが、つい一行程につき一カ所は大忙しになってしまう(貧乏性なのだろうか…)。
次回はきちんと内部も拝観しますのでお許し下さい〜、と名残を惜しみつつ知恩院とお別れして、今回の花見旅行は無事終了です。


まとめ。
妙覚寺の項にも書きましたが、今年は早咲き系が開花したあともしつこく寒波が続いたため、次に開花を始めた主力のソメイヨシノともども進行が滞ったようです。そうこうするうちに遅咲き系の紅枝垂れなども開花を始めて運良く全体の見頃が重なり、ちょうど各種楽しめる時期の上洛になりました。なかなか見応えのある年でした。

〈2006年春の項終わり。2006年初夏に続く〉


▲経蔵とソメイヨシノ
▲御影堂とソメではない桜

▲宝塔(?)

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