| 箱庭的世界 >> 京都単独煩悩紀行 >> 花の命は長持ちで・第1日目-1 |
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今回はさんざん迷いましたが、初心に返って基本のソメイヨシノを狙うことにしました。 そして3月下旬になり、予想では4月第2週の半ばにソメ満開日が来てしまいそうな流れだったのですが、その後もなかなか去らないしつこい寒波が幸いして進行は若干停滞。うまいこと第2週末の上洛予定日に見頃開始が当たりそうな気配になってきました。 |
| ●妙顕寺 |
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(妙顕寺の歴史は2003年春の項にあります) 妙顕寺へは、京都駅から地下鉄に乗り換えて鞍馬口駅で下車し徒歩で向かった。例年よりも少し肌寒いながら、静かな住宅街に降り注ぐ日差しは穏やかでマッタリと暖かい。 |
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視界が少し広く開けて、ほぼ満開に咲き揃ったソメイヨシノに飾られた境内は輝くように明るい。小さな紅枝垂れ数本も咲き始めていて控えめに彩りを添えている。3年前は長雨の中の暗〜い拝観だったので本当に見違えるようだ。 前回行けなかった内部拝観にトライしてみることにする。観光客がほとんど居ないのでちょっと緊張しながら、庫裏にある受付に申し出て方丈へ入れて頂いた。すると使用途中の掃除用具が無造作に置きっぱなし…。これもまた日頃の拝観者の少なさを物語っているのかも。 日像は、日蓮入滅の際に特に選ばれて京都での日蓮宗布教(弘通)の大遺命を受け上洛、三度の追放ののちに天皇の許しを得て、京都における最初の日蓮宗道場としてこの妙顕寺を開いたそうだ。 本土寺は有名な紫陽花のほか桜・花菖蒲・紅葉などが美しい花の寺として親しまれている。変化に富んだ広い境内には五重塔や回廊など見どころも多く見応えがあるので、お近くの方もしくは日蓮宗に興味のある方はぜひ一度どうぞ。 予定時間以上に桜を堪能し妙顕寺を出た。次はすぐ裏手にある妙覚寺へ向かう。 |
![]() ▲本堂と妙顕寺型灯籠 ![]() ▲咲き始めの枝垂れ桜 ![]() ▲本堂裏の回廊 |
| ●妙覚寺 |
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武家風の大門は聚楽第薬医門を移築したものと伝わる。 寺宝は日蓮聖人の真筆 「盂蘭盆御書」など。祖師堂には日蓮・日朗・日像の坐像が祀られている。 |
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今回は早咲き各種の開花以降、寒波の影響で進行が滞り花が長持ちしている。その関係で、次に開花を始めたソメイヨシノと見頃が大きく重なっているようだ。そしてまたソメの進行も滞り、次に控える紅枝垂れ系が続々と開花してこれまた見頃が重なってきている。かなり良い条件の年になりそう。 というわけで、妙顕寺から徒歩すぐ、早咲き・遅咲きの枝垂れ桜が見どころの妙覚寺。実は3年前から噂を聞いていつか来ようと思っていたのである。 まず山門(大門)の前に早咲きの枝垂れ桜があった。ピークを過ぎて微妙に色抜けし始めているものの、散りも無く満開状態を保ってくれている。なんて健気なんだ。背景の山門の渋い色に、紅枝垂れとはおもむきの違う白く小さめな花が映えてとても清楚。全体の姿も美しい。観光寺院ではないので拝観者はほとんど訪れないが、ときおり桜に見とれて立ちつくす人もいた。 |
![]() ▲大門と早咲き枝垂れ桜 ![]() ▲よく見ると散り際ぎりぎり |
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境内は、本堂(祖師堂?)そばにソメに似た花を付ける木があるのみで特に何もなく、一部駐車場と化していてやや寂しい。噂によると要予約で内部拝観も可能(紅葉期のみ?)で、秋には前庭「法姿園」の苔に積もる散り紅葉を座敷から眺めることが出来るらしい。画像を載せてらっしゃるサイトをいくつか拝見してみたが、有名紅葉名所にも負けない風情に驚かされる。 裏側へ回ってみると、塔頭の一つである善明院の門内からまだ2分咲き程度の枝垂れが覗いていた。ここはやや開花が遅めのようだが、きっと1週間もたてば遅咲き代表の立派な姿に咲き揃うに違いない。 ところで、西陣から寺之内あたりを中心にやたらと「妙」や「本」の付く寺が多いなぁと思っていたら、これらは日蓮宗系本山だった。 また戦国時代には斎藤道三の子が貫首を務めたり、伊達政宗や織田信長が上洛の際にここ妙覚寺を宿所とするなど、武将との関わりも深かったようだ。本能寺の変の際には信長の嫡男・信忠が宿所としていたそうである。そのため、あおりを食らって焼け落ちてしまったのだけど。 大門前に戻り、バス通りへ出る途中にある水火天満宮に寄ることにした。(つづく) |
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