箱庭的世界 >> 京都単独煩悩紀行 >> 濃いも薄いも綾錦・第2日目-1
【第2日目】11月26日 永観堂霊鑑寺真如堂酬恩庵
 烏丸御池駅
  ↓(地下鉄東西線)
 東山駅
  ↓
 東山三条バス停
  ↓(市バス)
 南禅寺・永観堂前バス停
  ↓(徒歩)
 永観堂 
  ↓
 南禅寺・永観堂前バス停
  ↓(市バス)
 錦林車庫前バス停
 ↓(徒歩)
霊鑑寺
 ↓(徒歩)
真如堂
 ↓(徒歩)
「バウスプリット」
 ↓(徒歩)
熊野神社前バス停
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烏丸丸太町バス停
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丸太町駅
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新田辺駅
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酬恩庵(一休寺)
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新田辺駅
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烏丸御池駅
 ↓(徒歩)
「亀甲屋」
 ↓
ホテル



2日目朝一は、拝観料の高さゆえに久しく敬遠させて頂いていた永観堂を訪ねます。高いとは言え超人気紅葉名所なので、もちろん開門前に到着せねばなりません。そして遅い昼食の後に急行で一気に京田辺市まで南下し、本日の目玉となる初拝観の酬恩庵(一休寺)へ行ってみる、という予定を立てました。



 ●永観堂

仁寿3年(853)弘法大師の弟子にあたる真紹僧都により真言密教道場として創建され、のちに清和天皇より禅林寺の寺号を賜った。阿弥陀信仰を重んじ人々の救済活動を行った7世住職の永観律師に由来し、永観堂と呼ばれる。12世の静遍僧都法然上人に帰依し、法然上人の高弟である證空(西山)上人とその弟子の浄音上人が入寺したことから浄土宗西山派に改宗した。
東山屈指の紅葉名所として有名であり、「みかえり阿弥陀」の伝承も広く知られている。

開門前に着くつもりが開門直後の到着になってしまった。昨日に引き続き分厚い雲が低くかかり、傘がいらない程度の霧雨がときどき舞う空模様である。

鹿ヶ谷通に面した総門の先の参道はすでに多くの人で賑わっていた。白壁沿いの紅葉がとても鮮やかで、朝から皆テンション上がって撮影しまくっている。
中門の拝観券売り場で支払う拝観料は、秋の寺宝展開催期間中につき1000円ナリ。高い…。

奥へ進み、高低差のある境内を見渡すと一面の紅葉。上にも下にも微妙なグラデーションの暖色が広がる。
雨の上がっているすきに放生池に沿って参道を少し進んでみた。全体的に見頃盛りだが、散り紅葉もかなり多く地面をすっかり覆い尽くしている。やはりここも色付き進行に少しムラがあるようだ。

大玄関に戻り、回廊で結ばれた各堂を拝観した。
古方丈には永観堂七不思議の一つ「抜け雀」がある。欄間に描かれた雀の絵が片側のみ1羽少ない…というものらしいが、見つけられないうちに列に流されて通り過ぎてしまった。
七不思議は他に、永観律師が貧しい病人を救うために植えた悲田梅、持てば福が授かるという三鈷の松などがある。

この寺には、国宝の山越阿弥陀図や狩野元信の釈迦三尊像・長谷川等伯の波涛図など数多くの寺宝がある。最も有名なみかえり阿弥陀阿弥陀堂(本堂)に安置されているのだが、その阿弥陀堂が現在修復中!? 一瞬あせったが、阿弥陀様は避難先の別堂(瑞紫殿?)で公開中だった。

永観律師が阿弥陀像の周りを歩きながら念仏修行をしていると、いつの間にか阿弥陀様が先に立って共に歩かれている。驚いた永観が歩みを止めると、阿弥陀様は振り返り「永観、遅し」とおっしゃった。

という有名な伝承がある。阿弥陀様は振り返った姿のまま首が固まってしまわれたのですね…
そのみかえり阿弥陀は意外と小さな可愛らしい像で、柔和な表情がとても美しい。今回は斜めに安置されていてお顔が正面からでもよく見える。仮安置場所の都合上だろうか。
10年ほど前に初めて見た時は、11月初旬の連休にもかかわらず何故か他に拝観者はほとんど無く独り占め状態で感激ひとしおだった。新緑の頃ならさらに静けさを満喫しながら拝観できるに違いない。紅葉名所は新緑名所でもあるのでお薦めです。

阿弥陀堂では、法然上人八百年大遠忌記念事業の一つとして、2007年春からの彩色復元工事が行われていた。
事前の調査で、堂内には色鮮やかな唐草や龍などの彩色が施されていたことがわかったという。しかし事情により、内部全体にその極彩色を再現するのではなく、一部分は現状のまま残すらしい。彩色当時の極彩色は美しいけど、寺院の色としては現代人の目にはケバケバしく映ってしまいがち、というのも復元の難しいところだと思う。
工事は2007年秋までには終わるとのこと。紅葉シーズンにはまた阿弥陀堂を参拝できるわけだ。


▲放生池越しに見える多宝塔

宗祖の法然上人が祀られた大きな御影堂を最後に見て外へ出た。阿弥陀堂が工事中のため、うっかりしてその隣の臥龍廊から開山堂へ行くのを忘れてしまった…
御影堂前から放生池にかかる極楽橋を渡ると、美しい紅葉の上に浮かぶように多宝塔が見える。あれれ、多宝塔に登るのも忘れていた。引き返すのもなんなのでまた次の機会に、ということで、池周囲の紅葉を楽しみながら戻った。

総門横の図書館付近にはイチョウがあり、鮮やかな黄色の散りイチョウ(?)とモミジのコントラストが目に痛いほど素晴らしかった。


次は南禅寺・永観堂前バス停からバスに乗り錦林車庫前で下車、少し歩いて特別公開中の霊鑑寺へ向かった。 〈つづく〉


▲総門から中門
▲浴室(?)前、不思議な色合い
▲御影堂
▲御影堂前
▲放生池と極楽橋
▲別角度から多宝塔

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