箱庭的世界 >> 京都単独煩悩紀行 >> 濃いも薄いも綾錦・第1日目-2

 ●仁和寺

(仁和寺の歴史は2004年春の項にあります)

仁和寺は御室桜だけでなく紅葉も素晴らしい、という噂を以前から聞いていたので来てみることにした。しかも直前の堤タクシーさんサイトの速報では、今季は仁和寺の紅葉きわめて発色良好、とのことでますます期待大である。
境内の混雑は思いのほか激しい。私と同じく最新情報を仕入れて来た人達なのだろう。


▲宸殿北庭と南庭の堺にある木塀(?)

まず、前回の花見の時はパスした御殿をやや久しぶりに拝観することにした。
大玄関白書院宸殿と続く廊下を進むと庭のところどころに鮮やかなオレンジの紅葉が見えてきて人々興奮、廊下はすぐ渋滞してしまう。

宸殿北側の優雅な庭園からは、常緑樹と紅葉の向こうに茶室・飛濤亭五重塔が望める。座って眺めたいところだがそれどころではない混雑だ。
紅葉は、北庭と南庭の堺にある木塀(?)周辺の発色が特に良い。ここもやはり真っ赤のみではなく、微妙な色が混ざり合った不思議な美しさである。

紅葉に気を取られて、つい白書院・黒書院の襖絵その他の鑑賞に力が入らなかったりするので、この際それらの襖絵や非公開茶室の遼廓亭・飛濤亭などをひっくるめて半日ぐらい貸し切り希望!ヽ(゚∀゚)ノ 宸殿に寝そべって優雅な北庭を愛でつつ和菓子を頬張る妄想などしてみたり。

御殿を出て境内奥へ向かうと、中門の先から金堂まで参道の紅葉並木がきれいなのに、天候のせいで暗〜い画像になってしまい残念無念。
京都御所から移築された現存最古の紫宸殿の遺構であるという金堂(とは言え意外と新しい)、その横にも真紅の紅葉があった。色の違いはどんな条件によるのだろうか、全く見当がつかない。木の根元に立って葉を透かして見ると、さらに明るく濁りのない真っ赤な光を浴びるように楽しめる。不思議なくらいキレイな写真が撮れて自分でも驚いた。↓

夕方かなり薄暗くなるまで粘り、水掛不動尊御影堂観音堂を見てから帰路についた。
この水掛不動尊は、かつて大洪水で堀川に流れ着き「仁和寺に帰りたい」と喋ったため(!?)ここに祀られたのだそうだ。台座の石は2004年春の項で調べた菅原道真ゆかりの菅公腰掛石だった。ここにあったのか腰掛石。探したよ〜。

春とはまた違った美しさに満ちた仁和寺に大満足してホテルへ戻った。気がつけば腹ぺこだ。


▲どこか(白書院の裏?)の中庭
▲回廊から見た宸殿

▲奥は金堂
▲はるか向こうに中門
▲優美な金堂

夕食は、個人的趣味の「ベトナム料理店めぐり」の一環として「ベトナムフレンチ・スアン」へ行ってみた。
店内はベトナム料理店らしくなくフレンチ寄りなので、普通の人も入りやすそう。奥まったところにありながら光が上手く取り入れられた明るい和風庭園があり、センスの良いカフェというかんじ。定番の鶏フォーとオードブル5品(生春巻き・空芯菜のニンニク炒め他)と蓮茶のロールケーキを頂いたが、クセが無く食べやすいのではないでしょうか。

〈2日目につづく〉


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