| 箱庭的世界 >> 京都単独煩悩紀行 >> 悩ましき淡紅葉・第1日目-1 |
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今回は読みが非常に難しかったです…。 |
| ●常寂光寺 |
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境内に藤原定家の百人一首編纂の地・時雨亭があったとされる説がある。 |
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京都駅から勝手知ったる嵯峨野線に乗り換えて嵯峨嵐山駅で下車、時間節約のためこっそりタクシーに乗ってしまう。奥へ進むにつれ混んでくるのは想定範囲内なので「行けるとこまで行って下さい」とお願いしておいた。 黒塗りのゴツ可愛い山門からその先の仁王門への参道が柔らかい色合いに紅葉していて差し込む陽光が美しい。撮影する人でごったがえす中をくぐり抜け、白壁と茅葺き屋根の仁王門へ向かった。中の仁王像は運慶作らしい!が見てないので何とも言えず…。 ここからの急な石段と付近の斜面の紅葉は橙色メインの中に程良く赤と黄が混ざり、ちょうど見頃開始だった。ただ時間帯のせいか(?)日陰も多く、肉眼でいいかんじに見える所も撮影には苦戦してしまった。デジカメのほうが綺麗に撮れるのだろうか… この光と影の競演が今回の旅の間ずっとつきまとい私を悩ませてくれることになろうとは… 石段上から見下ろした光景を満喫してから、元和6年(1620)京都の有力町衆により寄進されたという多宝塔や平べったい本堂の周辺を歩いてみた。「多宝塔の秀麗さは石山寺の多宝塔と比肩される」という解説がある一方で「安定感を欠く」と書かれているサイトもある。実際どっちなのか?? どちらにしても塔と紅葉の組み合わせはどこで見ても美しいものだ。境内上部ではすでに色の抜けた木も多いようだったが、本堂前の鐘楼近辺が際だって鮮やかな発色で、柿の実も彩りを加えている。他にポイントが少ないので皆すごい勢いで撮影しまくっていた。 それにしてもここの斜面の紅葉は撮影ポイントが難しい…。やっぱり仁王門の石段付近が一番絵になるかも。 次に、通常は拝観不可ながら紅葉期に不定期に公開される某小寺。近頃は随分有名になったようなので「某」と付ける必要もないか。で、寺名は厭離庵=えんりあん。 |
![]() ▲仁王門前 ![]() ▲鐘楼と紅葉と柿の実 ![]() ▲わかりにくいけど多宝塔 |
| ●厭離庵 |
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境内に藤原定家の百人一首編纂の地・時雨亭があったとされる説がある。 |
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今回初拝観なのでバリバリ行く気でいたのだが、前日までの情報では見頃直前?まだまだ発色が不完全らしいということだった。そう言われると迷ってしまう。掲示板仲間の方にその旨メールすると、行きたいなら迷わず行け!と激励が帰ってきたのでダメ元で行ってみることにした。 やたら難しい寺名は、この世の汚れを厭い浄土を求めるという意味の仏教用語「欣求浄土・厭離穢土」(ごんぐじょうど・えんりえど)から来ているそうだ。醜い人間を厭い高貴な馬の国を愛したガリバーのような心境か…(なんだそりゃ) 厭離庵は住宅街のあいだの小さな石碑を目印に、細い路地を奥へ進んだところにある。わかりにくいにもかかわらず噂を聞いて来る人達が意外と多い。最近はテレビなどで情報が流されるので、隠れた穴場と言われていた寺社がどこも着実に人が増えているようだ(逆に人が減って過疎化しているところは無いものだろうか…)。 この付近のどこかに藤原定家の小倉山荘があり、そのご近所に定家の長男・為家の舅にあたる宇都宮頼綱の中院山荘があったとされる。 |
![]() ▲暗いけど庭園の灯籠 ![]() ▲庭園入り口 |
| 女性ばかりの受付(尼寺だから??)を過ぎて、広いとは言えないが木々で視界のきかない境内へ進む。通路をあちこち歩いていると、タクシードライバー氏の「庭には万両・千両の実の他に百両や十両もあるんですよ」というガイドの声が聞こえてきた。 茅葺きの茶室・時雨亭や小さな本堂はいずれも明治の再建。紅葉で有名な庭園は小さな門の中にあり、うっそうとしたカエデに包まれていた(若干ワイルド)。しかし意外と暗赤色の葉が多い。傷んでいるようにも見えてしまうが、庭園の外も淡い色付きだし、まだ最盛期前で鮮やかさが足りないだけなのだろう。日が少し陰ってきているのでなおさら暗く見栄えが良くないのかも…。残念すぎるので、ぜひ真っ赤な散り紅葉絶好調の時に再度来てみたいと思った。でももしかすると絶好機を逃さずに訪れるのは難しいのだろうか。通好みの小庵としてはそれでいいのかもしれないと思ったりもする。 次はここから徒歩すぐの宝筺院へ。 〈つづく〉 |
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