| 箱庭的世界 >> 京都単独煩悩紀行 >> 遅咲き百花繚乱・第2日目-1 |
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この日は穴場と超有名寺院混合のコースです。有名どころは早起きして向かうのが鉄則ですが、仁和寺は境内がとても広いので動けないほどの大混雑ということはないはず。となると朝一番に攻めるのは龍安寺に決定です。街なかをバスでとろとろ走るのは好かないので、地下鉄で今出川駅まで行き59番系統のバスに乗りました。快晴で日中は気温がぐんと上がりそうな気配ですが、朝の空気はやや寒いぐらいひんやりとしていました。 |
| ●龍安寺 |
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境内の鏡容池は徳大寺家山荘時代(もともとは円融天皇の御願寺だったらしい)の面影を残し、四季折々の花が美しい。 |
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久々に龍安寺に来てみた。ここに桜があることを知らなかったので春に来るのは初めてになる。山門前から庫裏までの池沿いにすでに里桜が各種咲き始めていて、朝の清々しさと相まってとても気分が良い。庫裏前にも紅枝垂れ桜が数本満開になっていた。ここは石庭と池の花菖蒲や睡蓮だけでなく意外に桜の名所でもあったのだ。 方丈の石庭はいつも縁側が人で鈴なり状態になるけれど、朝はさすがにすいていて空気もひんやりと冷たい。遠近法を用いて作られている油土塀のすぐ向こうに紅枝垂れ桜があり、満開見頃で感激。石庭に枝垂れ桜とはなんと贅沢な光景だろう・・・ 虎の子渡しと言われるこの超有名な庭は、作庭時期や作者や作庭意図について諸説あって謎めいている。「15個ある石はどこから見ても14個しか見えないと言われるが、実はある一角からは15個見える」?などの話もあるようで興味深い。私はやっぱり南禅寺方丈庭園同様に方丈の座敷の奥に座ってぜひ眺めてみたいと思う。静かに石庭と対話して自分を見つめ直すのが禅の悟りに近づく道なのだろうかと思うけれど、僧侶のかたがたはこんな豪華な枝垂れ桜に心乱されたりしないのだろうか・・・ 方丈裏には徳川光圀寄進の「ワレタダタルヲシル」のつくばいの複製と、豊臣秀吉が朝鮮から持ち帰らせたという侘助椿もある。方丈を出ると先ほどの土塀の裏側に見頃の石楠花が咲いていた。 |
![]() ▲庫裏前の紅枝垂れ桜 朝はちょっと日陰(^^;) ![]() ▲石庭と紅枝垂れ桜 |
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そしていつもは素通りしてしまう西の端の涅槃堂へ行ってみるとその奥になんと桜園があって、小道の周囲にソメイヨシノと紅枝垂れとその他様々な桜がたくさん! 気付かない人も多いようでほとんど誰も来ない。これは隠れた穴場かも。もちろん帰路の鏡容池沿いにソメイヨシノやボケ(??)なども咲いているし奥の山々のピンクのミツバツツジ群も美しい。春は見どころだらけの龍安寺だった。 ここから仁和寺・蓮華寺へはもちろん歩いても行けるが、観光一日券もあることなので調度来たバスに一区間だけ乗り、まず仁和寺隣の蓮華寺へ向かった。 |
| ●五智山蓮華寺 |
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弘法大師が五智不動尊を刻んだ際に伝えたという土用の丑の日の「きゅうり封じ」法要は、病苦や厄などをきゅうりに封じ込めて取り去ると言われている。 |
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![]() ▲奥に見えるのが山門 |
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| ▲八重桜に埋もれた釈迦如来像 | ▲石像と八重桜とミツバツツジ | ||
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去年ソメイヨシノを見に来た時はひどく地味に見えた境内が、今回はなんと八重桜の海のよう! 満開のぽってりした桜に飾られて石仏群が可愛らしく見える。ここはあまり知られていないのか(小寺なので知っていても来ないのか?)訪れる人はほとんど居ないようだ。もったいないので、時間に余裕のあるかたは仁和寺の帰りにぜひ八重桜を見に寄られてみてはいかがでしょう。石仏様の御利益で幸せな気持ちになれます。 |
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前回はスルーしてしまったが今回謎の「きゅうり封じ」について調べてみたところ、なんと同じ日に西賀茂の神光院でも行われるらしい。ちょっとびっくり。ただし神光院ではこの蓮華寺のようにきゅうりに直接名前などを書くのではなく、紙に書いてきゅうりを包むのだそうだ。やはり直に書くほうがより怪しいかんじがして良いかもしれない、などとアホなことがふと頭をよぎってしまう。 次はお隣の仁和寺へ。 〈つづく〉 |
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