| 箱庭的世界 >> 京都単独煩悩紀行 >> 遅咲き百花繚乱・第1日目-2 |
| ●二条城 |
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日が落ちる前に先に桜園の里桜をちょっと見ておくことにした。まだ蕾や5分咲き程度のものも多いが、桜園北東角あたりの開花の早い数本がすでに満開になっていた。 里桜系は大きな実のような丸い花付きが可愛らしい。特にこの二条城には、有名な桜守の佐野藤右衛門氏(先代?)が栽培した希少種など驚くほど多くの種類が集められていて見応えがある。普通のガイドブックでは、その由来どころか桜園の存在についてさえほとんど解説されていないのがもったいない。ソメイヨシノを見に京都を訪れるかたは多いけれど、ソメが散る頃から思いのほか多くの寺社で各種の桜が続々と見頃になることはあまり知られていないかも。内緒にしておいて今後もゆったりと楽しもう。なんて(^^;) |
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折角なので二の丸御殿を久々に拝観することにした。すると校内放送のようなアナウンスが始まり、二の丸御殿を拝観するかたは早く入って下さいね〜、閉門はもうすぐですよ〜、のような内容が丁寧に繰り返された。「わかってるんだけどなぁ」と思いながらも早足で進む。 豪華絢爛で頭でっかちな唐門をくぐるとすぐ横にある立派な桜が御所御車返し(写真一番上)。少し見とれてから御殿へ上がった。すると玄関にはパンフレットと一緒に桜品種一覧のチラシが置かれていた。写真付きなのでとても参考になる。 二の丸御殿は6棟がカクカクと雁行(がんこう)形に配された典型的な書院造建築だそうである。このカクカク型が典型的なのだろうか?? 大政奉還が発表された一の間をはじめ、それぞれの間には解説板と将軍や大名の人形があってわかりやすい。狩野派の障壁画や、厚さ35cmの桧の一枚板を両側から透かし彫りにしたすっごい欄間彫刻が印象的だった。 一方、次の本丸庭園と御殿はのんびりムードが漂っていた。築城時の本丸御殿が天明の大火で焼失したのち、明治になってから御所の旧桂宮御殿を移築したものだそうだ。天守閣も落雷で焼失したまま14代将軍の家茂が上洛するまで城は荒廃していたらしい。留守居番が居たはずなのに、なんとももったいない話だ。 西の端の休憩所に出て清流園を回って帰ろうとしたら、この日は観桜茶会のためなんと北側は完全に通行止めになっていた。今回は清流園を初めて見る予定だったのにそんな殺生な…と思いながら紅枝垂れの並木沿いにすごすごと引き上げた。ここの枝垂れは柳のように高さのある木からしなやかに長く垂れ下がる枝が特徴的だが、そのぶん花付きが地味に見えてしまうのは気のせいだろうか。 二条城は5時の閉門少し前に出たが、まだ帰るにはもったいないほど充分明るいので近くの神泉苑に寄ることにした。 |
![]() ▲桜園の里桜(雨宿り?)と桃山門 ![]() ▲二の丸御殿と御所御車返し ![]() ▲二の丸庭園と御所御車返し |
| ●神泉苑 |
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5月1日〜 4日には壬生狂言から分かれたという大念仏狂言が上演される。 |
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平安時代、ここでは真言宗の僧によって雨乞いの修法が行われていたそうだ。東寺を与えられたばかりの空海と西寺の守敏との「天長の祈雨」といわれる雨乞い合戦が有名である。善女竜王の力を得て雨を降らせることに成功した空海が勝ち、以後東寺が栄え西寺は衰退したのだという。そんな理由で(それだけではないにしても)西寺は歴史から消えてしまったのかと思うとなんだか切ない。神泉苑そのものも、もうちょっと平安時代の禁苑の面影をとどめる形で保存できなかったものだろうかと思うとさらに切ない。とはいえ、応仁の乱その他の戦乱は避けられたはずもないし、そもそもつい最近までは文化財や史跡の保護などという概念が無かったわけだし。ますます切ない。 二条城前駅からホテルへ戻り、烏丸御池駅すぐ近くのカウンター割烹で早めの夕食にした。 |
| ●えいたろう屋 |
| 骨董品などが置かれ町屋の雰囲気を残した店内のどっしりしたカウンターで、食材の持ち味を生かした割烹料理が頂ける。割烹といってもお手頃な価格のおばんざいもあるので気軽に楽しめる。 |
| 中京区御池通室町東入北側 TEL:075-221-4604 |
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具だくさんの季節の茶碗蒸しや干しエビあんかけ茄子など、お味は大変美味でした。ただし一皿の量が結構多い。料理3品とお茶漬けを平らげたら腹がはち切れそうになった。女子としてはもう少し少量を他種類食べたいと思ってしまうのですが。いろいろ楽しめるコースなどあると良いかもしれません。あったのかな?(^^;) 早めの夕食を終えて、祇園の甘味処「都路里」へ行った。行列が出来ることで有名だが夕食時にはすいているので難なく入れる。すでに満腹だったにもかかわらず茶々パフェを強引に食べて、笑ってしまうほど腹がふくれたので急いでホテルへ帰って胃薬飲んで寝ました。あ!その前に、せっかくなので地図で発見した崇徳天皇御廟へ寄ってみたのだったっけ。 |
| ●崇徳天皇御廟 |
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ちなみに、現在の白峰神宮はサッカーの神様の地として有名だが、それは境内の地主神社で蹴鞠大明神が合わせ祀られているためであって、崇徳上皇とサッカーは関係ないようだ(^^;) 〈2日目につづく〉 |