箱庭的世界 >> 京都煩悩紀行 >> 極寒の春雨に煙る桜・第2日目-1
【4月5日・詳細行程表】
 地下鉄今出川駅
  ↓(徒歩) 
 近衛邸跡
  ↓(徒歩)
 烏丸今出川バス停  
  ↓(市バス) 
 平野神社
  ↓(徒歩)
 北野天満宮
  ↓(徒歩)
TO-FU CAFE FUJINO  
 ↓(徒歩)
北野天満宮前バス停  
 ↓(市バス) 
堀川今出川バス停

 ↓(市バス)
妙蓮寺
 ↓(徒歩)
本法寺
 ↓(徒歩)
妙顕寺
 ↓(徒歩) 
相国寺 
 ↓(徒歩) 
上御霊神社
 ↓(徒歩)
地下鉄鞍馬口駅   
 ↓
ホテル
 ↓
地下鉄丸太町駅
 ↓(市バス)
岡崎神社前バス停
 ↓(徒歩)
真如堂塔頭・吉祥院 
 ↓
ホテル


この日も朝からひたすら雨、雨、雨。寒さもハンパではない。もういいかげん飽きたヨ・・・
一発目は京都御苑内にある近衛邸跡を訪れる。地下鉄今出川駅で降りて御苑の西北に位置する乾御門から入ると左手に休憩所や児童広場があり、そのあたりから見頃の枝垂れ桜がちらほらと。


 ●近衛邸跡

五摂家(摂政・関白を務める家柄)の筆頭である近衛家の邸宅跡。近衛家は藤原基実を祖とし、明治維新に至るまで公家の最高位に立っていた家柄。維新後は公爵となり昭和期には近衛文麿が内閣総理大臣を務めるなど、長きに渡って日本の政治の中枢を担ってきた流れであると言える。
この邸宅跡は江戸時代以降のものであると言われている。かつてあったという大きな屋敷は現在は無く、近衛池と庭園を残すのみとなっている。

児童公園から近衛池にかけては数種の桜や桃(?)が並んでいた。紅枝垂れはまだ蕾だが、見頃を向かえている早咲きの枝垂れはとても美しく、雨のなか多くのかたが散策に来ていた。

NHK大河「北条時宗」では関白・近衛基平様がとても魅力的な人物だったらしい。基平様の時代には御所も近衛邸も今とは別の地にあったそうで、往時を偲ぶという訳にはいかないのがやや残念ではある。「時宗」ファンの皆様は歴史に大変造詣が深いかたが多いので、総集編でしか基平様を見ていない私が書くのはお恥ずかしい限りでございますが…m(_ _)m

糸桜と呼ばれる有名な枝垂れ桜は池沿いの木だそうだ。水の上に大きく張り出して花びらを散らす糸桜は美しいけれど、寂れた沼のような池はどことなく淋しげだった。
池の手前にも立派に咲いた枝垂れが数本ある。どのへんからどのへんまでが近衛家の庭園だったのだろう? 休憩所や児童広場のあたり一体が含まれていたのかもしれない。

再び乾御門から出て市バスに乗り、衣笠校前で降りて平野神社へ向かった。


▲近衛池の糸桜

▲庭園(?)の枝垂れ桜

御苑内、近衛池の南側の枝垂れ桜
圧巻!→



 ●平野神社

平安遷都にあたり、桓武天皇の命により大和から四祭神を移して祀った古社。のちには平氏、源氏らの武士の氏神としても崇められてきた。本殿は比翼春日造または平野造と呼ばれる珍しい形式。
衣笠山の麓まで広がっていた境内に花山天皇が数千本の桜を植えたのが名所となり、寛和元年に勅祭を行なったのが桜祭の起こりである。珍種を含む約45種、500本の桜があり、約1ヶ月間鑑賞することができる。

桜の通り抜けで有名な大阪造幣局の桜はここからの株分けだそうである。さすが桜の名所だけあって人(特に年輩のかた)が多い。賑やかに屋台も準備されていて花見気分満点。屋台周辺はソメイヨシノが多いようだが、神門(?)側へ回ると早咲きの枝垂れ桜が見頃になっていた。渋い色の門をバックにした枝垂れはとても良い感じ。これが有名な魁桜だそうである。一方、本殿近くの濃いピンクの紅枝垂れ系は枝振りが見事だがやはりまだ蕾のようだ。

苑内に45種もあるという桜だが、花に疎いのでせいぜい3〜4種しか見分けられず(T-T) 機会があったら、15〜20日に見頃になるという平野妹背桜や御衣黄、手弱女、突葉根などもぜひ見てみたいと思う。

右上:神門(?)前の賑わい/右下:魁桜→


東の門から出て、紙屋川にかかる桜橋を渡り右に折れると北野天満宮の本殿裏の門がある。今出川通に出るために通り抜けるだけのつもりで立ち寄ったのだが、梅の時期を過ぎてもなかなか面白いぞ北野天満宮! (つづく)



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