| 箱庭的世界 >> 京都単独煩悩紀行 >> 極寒の春雨に煙る桜・第1日目-1 |
| 【4月4日・詳細行程表】 |
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| 今回こそは遅咲きの枝垂れや八重を狙おう!と思ってはいたものの、もしまた前年同様に開花時期が大きく早まってしまうと遅咲き狙いどころか葉桜オンパレードということになりかねずそれは余りにも淋しい。昨今の地球温暖化事情を考えるとあながち杞憂ではなさそうだ・・・ということで計画のみで挫折です。肝っ玉が小さいのでどちらへ転んでもいいように4月第一週の週末を選択したのですが、直前の3月にしつこい寒の戻りがあり桜開花は無情にも数日間停滞(T-T) 結局やっとこさソメイヨシノ見頃開始ギリギリか?という時期の上洛になりました。 新幹線が京都に近づくにつれ空模様は悪化の度を増していく。それでも京都駅に着きJR嵯峨野線に乗り換えた時点では「まぁ小降りならなんとかなるだろ」とタカをくくっていた。しかし花園駅で降りてみると結構侮りがたい雨足ではないか。雨と湿気は宇宙人の次に苦手なのである(T-T) 泣きそうになりながら駅前すぐの法金剛院へと向かった。 |
| ●法金剛院 |
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山門を飾るような枝垂れ桜が可愛らしく、やや地味だが個人的に好きなお寺である。門から覗き込むと本数は多くないながらも鐘楼付近に固まって咲くソメイヨシノが見頃で美しい。 受付を済ませ庭園へ向かうと、すぐ目の前に有名な待賢門院桜があった。良かった、なんとか見頃を向かえている。 初めに訪れた時は「火鉢がずらりと並んでいるのは何事か?」と思ったがそれは蓮の鉢。蓮が咲く夏の盛りに拝観する予定は無いので実際に華麗に咲きそろう姿を見られないのが残念。他にも庭園の池の畔には様々な花が楚々と植えられている。 |
![]() ![]() ▲上:待賢門院桜/下:庭園のボケの花(?) |
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この地の景観の美しさは、西行をはじめ多くの歌人により歌に詠まれている。勝持寺に続いて再登場の西行は美貌の待賢門院に叶わぬ想いを抱いていたようで、その想いを歌に託したのだという。在原業平といい、平安の人々は奥ゆかしかったのか・・・でもしっかりと密かに自己主張はする(^^;) 法金剛院を出て仁和寺へ向かう。まだまだ御室桜は堅いつぼみに違いないが、何故か今回行ってみたかったのである。少ないながらソメイヨシノもあるはず。ということで、無理して歩くまでもなく雨よけも兼ねてタクシーで向かった。(なんだそりゃ) |
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| ●仁和寺 |
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広大な寺域に五重塔など多くの伽藍が建ち、遅咲きの御室桜の名所としても知られている。 |
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重厚な二王門(仁王門ではない)をくぐり、まず御殿を拝観する。御殿は白書院・黒書院・寝殿などからなる王朝風のたたずまいで、内部は堂本印象や原在泉(もう一人はよく知らない絵師)などの襖絵で飾られている。白書院から勅使門と二王門を望む南庭は白砂が美しいがやや殺風景かも。などと言っては罰当たりか(^^;) 寝殿北庭は江戸中期の池泉回遊式庭園で、木々の間から小さく五重塔が見える。優雅な美しいお庭で、眺めていると幸福感に浸れる。 御殿を出ると広い長い参道を歩くのだが、ちょっと寄り道して霊宝館側へ折れ東門から出て蓮華寺に行ってみた。 |
![]() ▲寝殿北庭 |
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●蓮華寺(ちょっと寄り道) 弘法大師が刻んだという石造りの五智不動尊を本尊とするが堂内は非公開。不動尊の裏には片岡千恵蔵の墓があるらしい。境内には五智如来石仏があり、これは拝観できる。桜があるかも?と思い、よく知らないままにおずおず境内へ入ったらこのでかい石仏に遭遇し仰天した。何とも不思議な雰囲気である。
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●再び仁和寺境内 とにかく寒さと雨で何がなにやらわからないほど景色も霞んでいて悲惨(T-T) しかし再び仁和寺東門から入り、境内を歩いて中門を過ぎればすぐ左手に有名な御室桜の林がある。ソメイヨシノ見頃の時期には御室桜は開く気配もない堅いつぼみ。花期には入山料が必要になるそうだが今日は無料である。(あたりまえや) 鐘楼奥の水掛不動尊には菅公腰掛けの石があるのだが、この日はあまりの寒さと雨のため見てくるのを忘れてしまった・・・。 何故「菅公腰掛け」? 宇多天皇の信望が厚かった菅原道真だが、天皇の譲位後、藤原時平と醍醐天皇らの謀略により太宰府に左遷されることになる。道真は仁和寺の宇多法皇に別れの対面を願い出て、腰を下ろして法皇を待ったというのがこの菅公腰掛けの石なのだそうである。結局法皇には会えなかったそうで、単なる伝説だとしても考えるたびに哀れすぎて泣けてしまう話ですね(T-T) |
![]() ▲回廊から寝殿を望む ![]() ▲灰色に煙る境内で一番鮮やかだったのは ミツバツツジでした |
| 仁和寺を出るころには雨はすっかり本降りとなり、次の大覚寺へもやっぱりタクシーで行かざるを得ないよなぁ・・・とションボリしていると目の前でタクシーがすっと停車し乗せてくれたのである。 途中、一条山越通であの円山公園の枝垂れ桜の桜守として知られる第16代・佐野藤右衛門さんのお宅前を通りかかり、一瞬だったが枝垂れ桜を見ることができた。 (つづく) |
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