箱庭的世界 >> 京都単独煩悩紀行 >> 冷夏にも秋の暑さにも負けず・第3日目-1
【11月17日・詳細行程表】
 京都駅
  ↓(JR東海道本線)  
 長岡京駅  
  ↓(阪急バス)
 光明寺バス停
  ↓(徒歩)
 光明寺
  ↓(タクシー)
 十輪寺
 ↓
小塩バス停
 ↓(阪急バス)
善峯寺バス停
 ↓(徒歩)
よしみねの里
 ↓(徒歩)
善峯寺
 ↓(タクシー)   
金蔵寺
 ↓(タクシー)
勝持寺
 ↓(徒歩)
大原野神社 
 ↓(徒歩)
南春日町バス停
 ↓(阪急バス)  
東向日駅
 ↓(阪急電鉄)
河原町駅
 ↓(徒歩)
登希代
 ↓(徒歩)
四条河原町バス停 
 ↓(市バス)
ホテル 


この西山・大原野コースは2002年春の花見上洛時に一度回りました。紅葉の時期も春とはまた違った美しさを見せてくれる寺社が多いので再度訪ねることにしたのです。全体に交通の便が悪いのでコース取りのバリエーションが少なく、結局2002年春とほとんど同じルートを行くことになりました。
しかし秋の光明寺は春よりも格段に拝観者が多く周辺道路も混雑するとのことです。これは朝一番で訪ねるしかないでしょう…ということで長岡京駅から阪急バスに乗りました。渋滞は全くなかったのですが意外に時間がかかり、光明寺へは開門直後に到着しました。



 ●光明寺


(光明寺の歴史は2002年春の項にあります)

朝一番にもかわらずすでに団体さんが散策を始めていた。門前にはまるで町内会バザーのようにテントが立ち土産物を並べていて、ちょっと興がそがれるかも。今年から紅葉期の入山が有料になるなど、境内環境保全と保護とその資金調達(?)が問題になってきているようなので、こういった対策もやむを得ないことなのだろうか。
天気も良くのどかな雰囲気の中、広い表参道のカエデは例年の鮮やかさには及ばないもののなんとか色付いているようで一安心。

2004年NHK大河ドラマ「新選組!」のオープニングで隊士達が駆け上がっていくのはここの石段なのだそうだ。新選組ゆかりの寺ではないが、江戸時代から変わらぬ光景を保っていることから選ばれたらしい。
・・・と、光明寺さんHPでその模様が紹介されていたのだけど、実際オープニングで使われた石段は神護寺のものであるという情報をあとから得た。確かに画面上もよく見ると神護寺っぽいのでこちらが正解に違いない。謎だ・・・。複数箇所で撮影したが神護寺以外はボツになったということだろうか???

御影堂前に出ると、以前は気づかなかった法然上人像が立っていた。前回は桜以外のいろいろなものを見落としたので(T-T) 今回はすみずみまで回ってみよう。参道を挟んで像の反対側に法然上人の石棺があったが、とても古びていて説明書きも小さいので立ち止まってみる人は居ないようだ。こ、これが法難を逃れて弟子達が運んだという石棺!? 本当に本物なのだろうか?
御影堂の裏には法然上人の御本廟がある。法然上人廟と呼ばれる廟は他の寺にもあるが火葬されたのはここ光明寺で、遺骨の半分が裏山(御本廟)に安置され残りは弟子達に分与されたそうである。
御本廟横の勢至堂へ登る階段付近の紅葉がきれい!

団体さんに続いて御影堂へ上がり、大伽藍を結ぶ回廊をぞろぞろと渡って釈迦堂まで歩く。形のいい回廊越しに裏山の紅葉が見えて、色付きの良い年ならきれいな写真が撮れそう。釈迦堂で白砂の信楽庭(しんぎょうてい)と勅使門を見て、玄関を出るとすぐ法然上人御火葬跡がある…とパンフレットに書かれているが、うっかり見落として通り過ぎてしまった(T-T) やはり紅葉に気をとられていると史跡をぬかりなくチェックするのは難しい。家で予習してから行くべきだと痛感する今日この頃である。

少し紅葉ポイントを探したあとは、長いもみじ参道をぞろぞろと歩いて戻った。薬医門近辺の紅葉は、ポスターなどでは色補正したかのように真っ赤っかな写真が使われているが、今回は全く違って青・黄・オレンジのグラデーションだった。赤い木はところどころに数本のみで、日当たりの良くない部分はやはりまだ青葉ばかり。それはそれなりに清々しく美しいのだけど。

さて次の十輪寺へのタクシーが呼べるかどうか・・・と電話をかけようとしたら、ちょうど到着して乗客を降ろし始めた車が居るではないの。運良くそれに乗ることが出来てロスタイム無し!完璧!


▲勢至堂へ向かう回廊

▲釈迦堂の信楽庭と勅使門

まだまだ青い薬医門近辺
ポスターと全然違いますね(^^;)


 ●十輪寺

(十輪寺の歴史は2002年春の項にあります)

とにかく静かな十輪寺、と思ったら庫裏屋根が大々的に修理中で青いビニールシートが掛かっている! 以前来たときも庭にあったんですけど、ビニールシート…
受付で異国のお兄さんに丁寧に拝観順路説明をして頂き中へ入ると、(屋根の上以外には)人影は無くさわさわと怪しく吹く風が木の葉を揺らしていた。

参道はいまいちだったが、本堂前の小さな葉の業平もみじはそれなりに黄色く色付いている。その奥の鐘楼近辺の紅葉はさらに見頃で期待以上にいい感じ。一人で思いっきりくつろぐことが出来た。誰も居ないのが怖いほどだった。

本堂へ上がり高廊下を渡ると、春には立派な枝垂れで飾られていた三方普感の庭が今回は思いのほか淋しげでかなり残念。再度外へ出て、業平の塩焼きで有名な塩竃のある本堂裏の丘へも登ってみたが特に良い紅葉は無く、ポイントはやはり鐘楼近辺だけのようだ。例年はどんなかんじなのだろう。


従来は十輪寺前の小塩バス停までだった阪急バスの路線が、シーズンにより善峰寺まで延長されることになった。これに乗らないのはもったいない。善峰寺手前の「よしみねの里」で早めの昼食をとる予定なので、善峰寺バス停からは結構な距離を引き返すことになるのだが、それでもすべて歩き通すよりは楽そう…というわけで強引に乗ることにした。

善峰寺バス停からは下り坂をしばらく下りて、11時20分頃には食事処「よしみねの里」に着いた。この付近には食事処がかなり少なく、善峰寺参拝の団体客が来る可能性も高いため早めに来てみたのだが、店内はすいているものの厨房内が予約の団体さん用の準備でてんてこ舞い! 楽しみにしていたソバは用意できないとのことでガッカリダヨ(T-T) 仕方なく松茸ご飯セットを頂いたが、結構ウマかったので良しとしよう。

 「よしみねの里」詳しくはこちら  〈つづく〉


▲本堂屋根とカワイイ業平もみじ
▲鐘楼付近の紅葉
上部の黄色いのが業平もみじ

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