| 箱庭的世界 >> 京都単独煩悩紀行 >> 冷夏にも秋の暑さにも負けず・第1日目-1 |
| 【11月15日・詳細行程表】 |
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前年同様、11月半ばに日程を組んだのですが・・・ JR嵯峨野線の嵯峨嵐山駅から、反則技のタクシーを使って化野念仏寺まで一気に北上します。 |
| ●化野念仏寺 |
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バス通り(清滝道)もこのあたりまで来ると駅前の喧噪が嘘のように静かな空気が漂っている。バス通り下のトンネルをくぐり抜けるとすぐに化野念仏寺に着いた。 今まで来る機会が無かったので今回は紅葉抜きにしても来てみるつもりだったのだが…やはり色付きが良くなく、縮れて痛んだ葉や暗赤色の葉・オレンジ・黄色・青葉が混在している状態だった。この寺はカエデの本数がそれほど多くないこともあって尚のこと淋しいかんじ。 |
![]() ▲山門 この辺の赤が一番鮮やかだったかも |
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びっしりと並んだ石仏・石塔群は主に室町時代のものが多いそうである。皆で順路通りてくてく歩いていると何気なく通り過ぎてしまうが、夕暮れ時などに一人で佇んだりすればひしひしと無常感を感じることができるのではないかと思った。 化野念仏寺を出て、おもむきある民芸品の店などを覗きながらしばらく南下すると祇王寺・滝口寺への曲がり角に着く。祇王寺は以前拝観したので、ちょっと紅葉的にはかなり厳しそうではあったが滝口寺へ入ってみることにした。 |
| ●滝口寺 |
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雅楽の調べが受付の外まで流れていた。境内は竹林とカエデの森に覆われたとても閑静な山荘のようなおもむきで、あまりお寺というかんじはしない。紅葉の進行は遅れていて、色づいている葉も赤ではなくオレンジか黄色ばかり。ここが真っ赤に染る頃や新緑の頃は素晴らしいに違いない。 この滝口入道と横笛の悲恋物語は超有名なのだが、個人的には何故かあまり興味をひかれない…(すみません)。平家供養塔や横笛歌碑もうっかり見るのを忘れていたが、新田義貞首塚だけはしげしげと眺めてから寺を出た。 |
▲なんとか色付き始めた 境内の紅葉 |
| 次の二尊院までの道も土産物店などが並んでいるが、ちりめん細工の大小のテディベアが多いということに気付いた。今年の流行か? 元来特にクマ好きではないのだが何故か心惹かれるものがあり、模様と表情を厳選して買うことに決めた。しかしこの界隈のお店では気に入ったものが見つからず、また次の場所でということにして二尊院へ。(^^;) |
| ●二尊院 |
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| 豪商・角倉了以が伏見城から移したものと言われる堂々とした構えの総門(薬医門)から覗くと、ゆったりとした参道が長く続いているのが見える。この参道は紅葉名所として有名なのだがさすがに今年は葉の状態も色付きもかなり厳しいようだった。今回初めて訪れたというのに残念で仕方ない。 参道を上りつめ唐門から本堂前庭・龍神の庭に入る。二尊院垣と呼ばれる円を描く低い垣は蛇腹を形取ったものだそうで、子供だましのように低くて不思議な印象だ。 |
![]() ▲やや淋しげな参道(紅葉の馬場) |
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大勢の人で混雑する本堂で参拝後、再び庭へ降りると勅使門を背景に植えられた嵯峨菊がきれいに咲き揃っていた。庭を横切って弁財天堂横から石段を登ると湛空上人廟。あれれ?資料によっては法然上人廟になっている? 正しくは湛空上人廟だそうで、呼称に違いがあるのは法然上人が当時罪人扱い同然だったことと関係があるらしい。詳しくは不明。 湛空上人廟から広い境内を一巡りすると多くの公家や角倉家(了以さんだけでなく一族のかたがたも。)や阪東妻三郎などの墓所を見ることができる。ほとんど本格的な墓地の中なので観光気分で歩くのはそぐわないかも。 その途中、「土御門天皇 後嵯峨天皇 亀山天皇」と書かれた看板の横に、オブジェ的ムードを漂わせる三基のミニ石塔が建っている。天皇陵にしては詳しい解説も無いし建ち方も無造作なので「???」と思ったがやはりこれは三帝陵で、三帝の分骨が祀られているとのこと。土御門・後嵯峨・亀山といえば祖父・パパ・息子の関係なのだが、亀サマの先代で兄にあたる後深草さんがここには並んでいない。やはり大覚寺・持明院両統迭立のゴタゴタの因縁が関係しているのだろうか。 墓地を一周したところで順路はおしまい。隣の常寂光寺は何度か拝観したことがあるので次は清涼寺に行くことにした。(後日「紅葉状況の厳しい中で常寂光寺は大健闘だった」と聞いて複雑な気分です…) |
![]() ▲角倉了以墓所 ![]() ▲三帝稜の亀山天皇陵 (亀サマ画像だけですみません) |