箱庭的世界 >> 京都単独煩悩紀行 >> 驚愕の早桜を愛でる・第1日目-2



●南禅寺境内〜

南禅寺は交通の便も良く訪れる機会が多いので、今回は境内通り抜けだけ(^^;)
方丈前を通り葡萄林寺側のほうを歩いて三門を抜け参道へ出ることにする。方丈前と納骨堂の門あたりの桜がいいかんじの絵になっていた。三脚使用のかたも通行人も多く、その間を縫ってすかさず撮影するという具合になった。

境内を出てバス停へ向かうのだが、「南禅寺・永観堂前」と「法勝寺町」どちらへ歩いても距離的に同じようなものなので、今回は初挑戦の法勝寺町を目指した。いつもながらバス停へ向かう道はガラガラ(^^;) 観光バスや電車利用客がほとんどだからなのだろうか?? 謎である。

次の真如堂は健脚ならば歩けぬ事もないのだが一日観光券もあることだしバスに乗る。真如堂前で下車、白川を渡って坂を少し登り東参道へ出るのだがその川沿いに素晴らしい桜並木(?)を発見!
東参道は薄暗い林の中へ続き「まむしに注意!」なんて看板があったりしてギョッとするがすぐに本堂裏側に到着した。


▲葡萄林寺前から大方丈を望む


▲白川沿いの桜


 ●真如堂

もとは比叡山常行堂にあった阿弥陀如来像を本尊とする古刹。真如堂は本堂の名であり正しくは真正極楽寺という。
永観2年(984)戒算上人を開山として創建されるが応仁の乱で焼失、各地を転々としたのち足利義政の寄進などにより再興された。本堂・三重塔など現在の建物は江戸中期の再建、枯山水庭園・涅槃の庭は昭和63年の作。
大涅槃図・法華経六巻など寺宝多数。桜と紅葉の名所である。

本堂横から表に回る途中に春日局手植えのたてかわ桜がある。幹に縦に筋が入るところからこの名があるらしい。伊勢湾台風で危機に瀕するも接ぎ木により生き残ったという。健気に咲く姿に妙に感動してしまった。お、そういえば近年再興された涅槃の庭は春日局考案といわれているらしい。「考案」の意味がイマイチ曖昧だが?

真如堂は桜・紅葉の名所と言われながらもひどく混み合うこともなく(通常は)比較的静かに過ごせるが、本堂から三重塔と桜を絡めるアングルは超人気で、いつも三脚の陣取り合戦になっているようだ。しかし私の「お馬鹿さんカメラ」では三重塔と桜がなかなかうまい具合に写せないのだが(^^;)
今回は堂内拝観はパスし山門の先のタバコ屋さんの所まで行ってみた。タバコ屋さんは参道横塔頭の桜と山門を眺められる良い位置にあり、かなり年輩のカメラマン氏が道路まではみ出して三脚を据えていた。いいのか!?

来た道を戻って真如堂横から隣の金戒光明寺へ向かおうとすると、ほどなく思いっきり墓地に突入!


▲本堂南側の桜


 ●金戒光明寺

承安5年(1175)浄土宗開祖・法然上人が比叡山の黒谷を出て草庵を結んだのが起こりであることから黒谷とも呼ばれる。応仁の乱で全焼したが、秀吉や徳川幕府の庇護を受け復興・発展し現在は広大な寺域に多くの塔頭を有する。
日本三文殊の一つである文珠塔の文殊菩薩像や、熊谷直実が脱いだ鎧を掛けたというよろいかけの松、後小松天皇の勅額がかかる重厚な山門などが知られている。

寺好きな私でもビビるほど果てしない墓地が広がっている。あちらこちらで菩提を弔うかのようにたくさんの桜が花を付けていた。塔頭の一つの西雲院には、幕末の動乱で命を落とした京都守護職の会津藩士達が眠る会津藩殉難者墓地があるらしい。
文殊塔から直角に折れる参道の急階段を見下ろすと桜の海のような素晴らしい眺めになっていた。これは隠れた桜の穴場かも。しかしお墓で撮影や花見はいかがなものか?と思い写真はやめておいた。

堂内拝観は不可なので地元のかたやカメラマン諸氏は境内で三々五々、のんびりと桜を眺め過ごしていた。黒谷さんと呼ばれ親しまれる地元密着型寺院ならではの光景だなぁなどと納得。日もだいぶ落ち本日の拝観はここで終了、ということで山門の下でしばらく和んでから黒谷さんをあとにした。・・・さて夕飯は何を食べようかね(^^;)


▲黒谷山門

この日は都合により夜を一人で過ごすことになっていた。雑誌で見て気になっていた祇園のご飯処へ電話で予約を入れ、ホテルでチェックインしてからのんびり河原町へ。買い物などしているうち予約時間ぎりぎりになり、あわてて店へ向かおうとするが地図を部屋に置き忘れた! 記憶を頼りに南座の横を折れて団栗通から宮川町へ駆け込むと、ありがたいことにすぐ目の前にその店はあった。


 ●蝶々菜斉(ちょうちょうさいさい)

元芸妓の蝶々さんとそのお友達が切りもりする京風ごはん処。はんなりとした雰囲気の中で季節のおばんざいがいただける。野菜入りハンバーグ 「菜斉バーグ」や地鶏の唐揚げをポン酢でいただく「ぽんから」共に800円、が評判。場所柄、見るからに高級そうだが、おまかせコースは2500円からあり店外にコースお品書きも出ていて超安心の穴場的存在(と思います)
写真ヘタで申し訳ありません…→
東山区川端通団栗通東入ル宮川町筋 TEL:075-525-2458
想像通りお姉さま二人のトーク炸裂で、蝶々菜斉と言うより丁々発止というかなんというか(^^;) 常連とおぼしき男性客(某有名人に似ていて「お忍びか?」と一瞬ビビった)とのやりとりを聞かせて頂き貴重な体験をすることができた。祇園に位置することもあって少々敬遠されがちな店構えかもしれないが、いざ入ってみれば一人でも大丈夫。味にも満足させて頂くことができ大喜びのうちに店を出た。特にぽんから旨かったです。次回は菜斉バーグ頂きますのでよろしくお願いします(^-^)
その後、「夜はまだこれから」ということで祇園白川のライトアップを見に行くことに。



●祇園白川

縄手通から末吉町通へ折れると突然、予想していたとはいえ「ディズニーランドのパレード待ちかよ!」と突っ込み入れたくなるほどの人の多さだった。白く照らし出された満開の桜は妖しい輝きを放ち圧倒的な美しさ・・・なのだが人波のほうも圧倒的。しかしそれもまた一興、ということにして記憶に焼き付けよう。写真を補整しまくって使用してみたが結構なかなかではありませぬか?
白川べりの有名な吉井勇の歌碑「かにかくに〜」を通り過ぎ巽橋を渡って引き返した。その歌碑が店名の由来であるという「かにかくに」でお茶でも、と思い入ってみた。

▲祇園白川のライトアップ


 ●お茶屋ダイニング 祇をん かにかくに

お茶屋を改造したカフェ&レストラン。カウンターの他に、大きな窓から白川が見えるレストランと、舞妓さん・芸妓さんの小物類が展示されているお座敷があり、独特の雰囲気が楽しめる。カフェメニューはお抹茶ラテ・エスプレッソ・ゆずジュースなど。
画像はイメージです(^^;)→
東山区花見小路末吉町西入ル北側草園館1F TEL:075-561-5879 詳細はHPで
堤タクシーさんHPの情報によると白川沿いの席で見頃の桜が楽しめるとのことだったが、もちろんこの日は店は大盛況で空席待ち状態。通されたのは奥の座敷だったが仕方ないことでしょう。注文したのは抹茶ラテ。金平糖とアポロチョコレート(?)も付いていて結構甘かった・・・


お店を出てブラブラと阪急四条駅まで戻った。高瀬川沿いの桜がライトアップされており思いがけずきれいでびっくり。だが写真にするには少々難しく、しかもあの界隈を席巻するストリートミュージシャンの大音量が苦手なのですぐに退散した。ミュージシャンがたには申し訳ないが出来れば演奏はちょっとばかし控えめにして頂けないだろうかなどと思ったりなんかするのだが。(高瀬川ライトアップは、もう少し上流の一之船入近辺などなら静かに桜が楽しめるそうである。)
その後ホテルへ直行しこの日のメニューはこれで終了です。

〈2日目につづく〉


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