箱庭的世界 >> 京都単独煩悩紀行 >> 史上最強の錦秋美・第1日目-3

 ●霊雲院

明徳元年(1390)岐陽方秀による開山。のちに肥後藩主・細川光尚の庇護を受け寺宝として遺愛石を賜った。幕末には勤王の僧・月照西郷隆盛がここで密議を交わし、日露戦争中はロシア人捕虜収容所にもなったという歴史を持つ。
遺愛石のある九山八海の庭は近年、重森三玲氏により修復された。茶室・観月亭は秀吉の北野大茶会で用いられたものである。

天得院から歩いてすぐの霊雲院は独特な雰囲気のお寺だった。まず堂内には日露戦争当時のロシア人捕虜が手作りしたという楽器が重々しく陳列されている。このロシア人の影響で任天堂がトランプ製造を始めたのだそうだ。またまた意外な史実発見。恐るべし東福寺塔頭!

書院前庭の九山八海の庭は、中央に摩訶不思議な形の遺愛石の台座が置かれている。白砂がそれを取り囲んで壮大な仏教世界を表現しているのだそうだ。石は台座無しで「素」のままのほうがいいのでは?などと思ったりして。しかも、白砂に比べて周囲の植え込みがやたら多いような気がしたりして。


▲臥雲の庭

臥雲の庭は、砂の波紋があちこちでよどんだり沢山の大小の石で遮られたりしながら茶室・観月亭まで続いている。水や雲の明るく美しい流れを表しているというのがよくわかる。何故か天狗?(迦楼羅?)のミニ石像もたたずんでいたりして。とにかく賑やかというかなんというか、見飽きない面白い庭だった。日が落ちて座敷は冷え込んでいたが、他に拝観客も無く一人で十分に堪能できた。

東福寺の公開塔頭はこの霊雲院近くに同聚院が残っているのだが、既に日が落ちてしまったので同聚院は後日に回すことにして、噂の「ここはな」で休憩して帰ることにした。




 ●ここはな

東福寺駅すぐそばにあり、東福寺の帰りにお茶するには調度良いカフェ。シックな町屋風のつくりに深紅の壁、無国籍感漂うがどこか懐かしげな不思議なお店。小皿料理などいろいろある(らしい)。

東福寺駅そば TEL:075-525-5587

中は若い女の子でほぼ満席(^^;) 冷え込む夕暮れ時、暖かみのある店内が居心地良かった。確か白玉入りのぜんざいか何かを食べたような記憶が。とうもろこしのお茶がついていてこれがとても香ばしくほのかに甘くて旨い。みやげにしたかったのだがお茶の販売はしていないとのこと。残念。なんとか販売の方向へ持っていって頂けないものでしょうか。




ホテルにチェックインした後、ネットで調べた某おばんざい屋さんで夕食をとるべく地下鉄で烏丸御池へ向かった。この日はオフ会開催は無く単独行動である。時間が早かったので夜の本能寺でもちらりと覗きに行こうかと思ったら、しっかりと木戸が閉まっていて入れず(T-T) 仕方なく時間を潰して目的の某店へ。



 ●河原町三条近辺の某おばんざい店

ネットで調べたところ店内は小ぎれいでリーズナブル、わりと好印象だった。ところが、辿り着いたビルの外観も店内も何やら微妙に俗っぽい感じで想像とは違う。まぁこういうこともあるさ、とおばんざいを数品注文したら出てきた皿はでかくてボリュームありすぎ。多く注文しすぎたのに何も助言してくれないのネ(T-T) 味付けはやや濃い目で良いかんじなのだが、揚げ物系が激しく油っこくてどうにもこうにも胃がやられてしまい完食不可能。あんかけご飯は固まってるし。降参です。

胃腸具合不良のため、この日はそそくさとホテルへ帰り早寝して明日に備えることにした。明日は早起きして憧れの高雄散策。へっへっへっ 〈2日目につづく〉



※画像はイメージです

箱庭的世界 >> 京都単独煩悩紀行 >> 史上最強の錦秋美・第1日目-3